画面の下からグラフィカルに操作できるようになりました!
次回のアップデートでは、絵文字や記号もここから簡単に貼れるようになります。今までは一つ一つ文字を変換する必要がありましたが、ドラッグ&ドロップで操作できるので、表現の幅が広がります。
postalk withもChrome拡張なしで使えるように開発中です。
postalkの目指したいこと
postalkは現在、スタートアップ・IT業界だけでなく、大学の現場から市役所の方まで幅広く利用してくださっています。
しかし、「初見の方だと分かりづらい」「操作の説明が求められるので、postalkを紹介しづらい」というフィードバックがありました。どうやって付箋を貼ればいいかがわからないのは、私たちが目指す「誰でも使えること」を大きく妨げています。これを改善するために、グラフィカルで操作できるようにアップデートしました。
そもそも、postalkとは
私と平間は、2014年から同じスタートアップで働いていました。そのときの社内のコミュニケーションをより良くするために作られたホワイトボードツールからpostalkは始まっています。
ビデオチャットはSkypeやappearinがあり、ビジネスチャットはChatworkやSlackがすでにあったので、福岡と東京を行き来する私たちの強い味方でした。ですが、google docsでリアルタイムに文章を整理できても、複雑に絡み合い、多忙な日常の業務を整理するためには、お互いの考えていることを書き出して構造化できる空間がどうしても必要でした。
強く影響をうけたcacooやdraw.io、スティッキーズなどもミーティングの度に利用していましたが、作図ツールではオブジェクトが多すぎて瞬時に整理することが難しい、とはいえスティッキーズは(理想的な製品でしたが)個人用で複数人で貼り合うことはできない。
そこで生まれたのが、付箋というオブジェクトを複数人で貼り合うことができる「postalk」でした。
Miro、FigJamの違いと特性
先日、シンガポールのSWITHにてブース出展を行いました。
シンガポール副首相がブースにきてくださりました。
会場で最も聞かれたことは「postalkはMiroやFigJam、Muralとはどう違うのか?」です。もちろん、日本にいても聞かれる質問であり、今回のアップデートだけではなく、今後にも関わるので、あらためて書いていきます。
例として分かりやすいので、今回はFigJamを例に説明するのですが、FigmaはUIを作るものであり、FigjamはそのUIにフィードバックを返したり、プロダクトの大まかな流れについてディスカッションしたり、ユーザーのフィードバックをもとに話し合うことができるものです。
一方、postalkはそこから範囲が広く、プロジェクト全体で使えるホワイトボードです。エンジニアがどう実装するかをFigmaやGithubのURLを付箋化させて話し合ったり、CodeSandobxを対応しているので、非同期でコードの動きに対してフィードバックを返すことができます。
このように、CodeSandboxのURLを貼れば、埋め込んでテキストエディタを操作できて、動きをすぐに確認が取れます。
また、ユーザーやクライアントの意向もpostalk withとpostalk letterを使い、ミーティングの最中に可視化と構造化をすることで、ミーティングが終わって議事録をまとめて相手に送ってその返事を待つことなく、現場へすぐに反映させることができます。
つまり、プロダクトのことだけでなく、プロジェクトを円滑にすることができるのがpostalkの魅力です。そのためには、エンジニアからクライアントまで愛される必要があります。だからこそ、もっと分かりやすくて、使いやすい存在を目指していかなければなりません。
誰かに紹介したくなるような魅力的なサービスになるために、私たちはもっとがんばりたい。そのためにはみなさまのお力が必要です。よければ、アンケートに協力してもらえると幸いです。どうか今後ともpostalkをよろしくお願いいたします。