風通しの良さについて

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「ツールからプラットフォーム」について書こうと考えましたが、私たちは今、自然と風通しについて考えてます。風通しを良くするためにボードが狭い、ツールを横断すること、そして、風が通る場所について書きました。

なぜpostalkのボードは狭いのか

これにはいくつか理由があり、ひとつは視覚の問題です。

広大な板書では私たちはどこで議論をしているのか、何の話をしているのかを特定するのが難しいからです。

マップ機能の実装も考えましたが、見るべき画面が二つになり、やはりどこの話をしているのかわかりづらい。また昨今、ビデオチャットの画面も見なければならない場合が多く、これ以上見る場所を増やしたくないと考えています。

そしてもう一つが、延々と議論が続いてしまうのを避けるためです。無限にボードが広がると議論を切り上げられない。それはひとつの話題にこだわってしまう、新しい風が吹かないということです。

抽象的に聞こえるかと思いますが、無限にボードが拡張されていくと逆にひとつの話題を掘り下げてしまいがちです。ボードは広大なのに視野は狭くなってしまう。有限であるからこそ、ひとは諦めて別の作業に切り変わることができる。これは私たちがβ版を提供していたときの学びのひとつです。

postalkからも出てみよう

postalkには Copy as .md というボタンがあります。これを押すとボード内にあるカードを全てをまとめて文章としてコピーされます。

過去に書いたブログもそうですが、ずっとエディターと向き合いながら文章を書いていたわけではなく、postalkやノートなど様々な媒体を横断させながら書いています。

文章や議論を一度切り上げて別の場所へ移る、道具から道具へと渡っていく。ひとつの場所に留まらないことがpostalkが持っているひとつの側面です。

風通しの良さについて

これだけあれば全て足りる。そんな存在をついつい目指したくなってしまいます。

postalkチームの暮らしを振り返ってみても、Slackで連絡、音声通話はハングアウト、残したいやテキストはScrapboxとmimemoに残しています。

もっと視野を広げれば、ネットで注文すれば配達員が商品を運んでくれますし、オフィスビルを支えている人もたくさんいる。社会は見えにくいだけでたくさんの人たちに支えられています。

私たちは当然ながら、postalkを使って欲しい。しかし、それが行きすぎるとpostalkだけでどうにかなる環境を作ろうと躍起になってしまう。それはあまりに不自然ですし、良い文章や良い議論を作り出せるとは思えません。

私たちの営みの中で使われるもの。その営みをより良くすることこそが私たちがやるべきことだと考えています。

1991年生まれ、福岡育ち。2013年に株式会社Technical Rockstarsにジョイン。2016年にバックエンドサービス「Milkcocoa」を株式会社ウフルへ売却。2018年から議論をより良くする「postalk」を運営しています。「山山山」主催者。

postalk

Web上で話し合いがスムーズにできるカード型のチャットツールです。シンプルな操作で、ログインなしでも利用することができます。